30代になると、お金について考える機会が一気に増えます。
毎月いくら貯金すればいいのか。
手取りの何%を貯金すれば安心なのか。
新NISAにはどれくらい回せばいいのか。
住宅購入の頭金はいくら必要なのか。
子どもの教育費はどう準備するのか。
老後資金は足りるのか。
私自身も、30歳頃までは同じような悩みを抱えていました。
「手取りの20%くらい貯金すればいいのか」
「毎月10万円貯金できれば安心なのか」
「投資もした方がいいのか」
そんなことを何度も調べていた記憶があります。
しかし資産形成を続ける中で感じたのは、
「毎月〇万円貯金すれば安心」という正解はない
ということです。
現在、私は新NISAで毎月15万円を積み立てています。
さらに現金貯蓄も続けながら、住宅購入や教育費についても考えています。
ただ、最初から今の形ができていたわけではありません。
投資を始めた27歳から29歳頃は、月2万円の積立でした。
その後、30歳でライフプランを作成し、転職によって収入が増え、家計管理を続けながら少しずつ投資額や貯蓄額を増やしてきました。
資産形成全体の流れは、私の資産形成ロードマップ|30代会社員が50歳までに目指す資産形成計画にまとめています。
この記事では、30代会社員の私が考える「毎月の貯金額」について、実体験をもとに紹介します。
結論:手取りの何%より「毎月黒字」が大切
まず結論から言うと、私は毎月の貯金額について、
手取りの何%かより、毎月黒字になっているか
を重視しています。
もちろん、
「手取りの20%を貯金しよう」
「30代なら毎月〇万円は貯めよう」
といった目安は参考になります。
しかし、それだけで判断するのは難しいと思っています。
なぜなら、家庭によって条件がまったく違うからです。
独身か、既婚か。
子どもがいるか。
共働きか。
住宅ローンがあるか。
車が必要な地域に住んでいるか。
親への支援が必要か。
これらによって、必要な貯金額は大きく変わります。
我が家の場合は、妻と子どもがいて、地方在住のため車も必要です。
さらに住宅購入も検討しています。
そのため、単純に
「手取りの何%」
だけでは判断できません。
大切なのは、毎月の収支を確認し、少しずつでも資産が増えている状態を作ることだと思っています。
「いくら貯金するか」より先に考えること
以前の私は、
「毎月10万円貯金しよう」
というように、金額だけを考えていました。
しかし今は違います。
まず考えるのは、
何のために貯金するのか
です。
例えば我が家では、お金の目的を大きく分けて考えています。
- 生活防衛資金
- 住宅購入資金
- 子どもの教育費
- 車の買い替え費用
- 急な出費への備え
- 老後資金
すべてを同じ「貯金」として考えると、何となく不安になります。
しかし目的を分けると、
「これは近いうちに使うお金」
「これは長期で育てるお金」
「これは万が一に備えるお金」
と整理できます。
目的が決まると、
「いつまでに必要なのか」
「現金で持つべきなのか」
「投資で育ててもよいのか」
が見えやすくなります。
漠然と貯金するより、安心感は大きく変わりました。
私がライフプラン表を作って分かったことは、30代会社員はいくら貯蓄が必要?私がライフプラン表を作って分かったことで詳しく書いています。
我が家は「貯金」と「投資」を分けて考えている
資産形成を始める前の私は、
貯金=資産形成
だと思っていました。
しかし現在は、
現金で持つお金
と
投資するお金
を分けて考えています。
現金で持つお金は、近い将来使う可能性があるお金です。
例えば、
- 生活防衛資金
- 住宅購入の頭金
- 引っ越し費用
- 家具・家電の購入費
- 車の買い替え費用
- 急な出費への備え
こうしたお金は、必要なタイミングで相場が下落していると困ります。
そのため、基本的には現金で準備したいと考えています。
一方で、20年以上先に使う老後資金などは、新NISAを活用して積立投資を行っています。
現在は新NISAで毎月15万円を積み立てています。
ただし、生活費まで投資に回すつもりはありません。
すべて貯金に回すわけでもなく、すべて投資に回すわけでもない。
目的に応じて、現金と投資を分ける。
これが今の我が家の考え方です。
新NISAの積立額については、30代会社員は新NISAにいくら積み立てるべき?私が月2万円から15万円まで増やした考え方でも詳しく書いています。
我が家が意識しているお金の優先順位
毎月のお金は、おおよそ次の順番で考えています。
1. 生活費
まずは毎日の生活が最優先です。
食費、住居費、光熱費、通信費、保育や教育に関わる費用など、生活に必要なお金を無理に削りすぎると長続きしません。
貯金や投資も大切ですが、家族の生活を犠牲にするものではないと考えています。
2. 生活防衛資金
次に大切にしているのが生活防衛資金です。
急な病気、ケガ、転職、収入減少などに備えるための現金です。
我が家では、生活防衛資金として300万円を一つの目標にしています。
一般的には生活費の6か月分が目安と言われることもあります。
我が家の生活費は月30万円程度なので、6か月分なら180万円です。
しかし家族と話し合った結果、180万円では少し不安だと感じ、300万円を目標にしています。
生活防衛資金については、30代会社員の生活防衛資金はいくら必要?我が家が300万円を目標にしている理由で詳しく書いています。
3. 新NISA
生活防衛資金や近い将来使うお金を考えたうえで、長期で使わないお金は新NISAに回しています。
現在は毎月15万円を積み立てていますが、最初は月2万円でした。
投資に慣れ、家計を確認し、転職によって収入が増えたことで、少しずつ増やしてきました。
私にとって新NISAは、老後資金や将来の選択肢を増やすための仕組みです。
短期間でお金持ちになるためのものではなく、長期でコツコツ続けるものだと考えています。
新NISAを始めた理由は、30代会社員が新NISAを始めるべき理由|将来の不安を減らすために私が投資を始めた話にまとめています。
4. 住宅購入資金
現在、我が家では住宅購入も検討しています。
そのため、住宅購入に関わる現金も準備しています。
住宅購入では、頭金だけでなく、
- 諸費用
- 引っ越し費用
- 家具・家電
- 固定資産税
- 修繕費
なども考える必要があります。
私は住宅購入後も新NISAを続けたいと考えているため、住宅ローンを組んだら投資が止まるような計画にはしたくありません。
住宅購入と資産形成の考え方は、30代会社員の住宅購入と資産形成|私が考える無理のないお金の計画で詳しく書いています。
30代会社員は毎月いくら貯金すればいい?
では、30代会社員は毎月いくら貯金すればいいのでしょうか。
私の答えは、
家庭によって違う
です。
少し拍子抜けするかもしれません。
しかし、これが本音です。
例えば、同じ30代会社員でも、
- 独身で実家暮らし
- 一人暮らし
- 夫婦共働き
- 子どもがいる家庭
- 住宅ローンがある家庭
- 車が必要な地域に住んでいる家庭
では、毎月貯金できる金額は大きく違います。
だから私は、
「毎月〇万円貯金できないとダメ」
とは考えていません。
大切なのは、次の3つだと思っています。
- 毎月の収支が黒字になっていること
- 目的別にお金を分けていること
- 将来の大きな支出を把握していること
毎月5,000円でも、1万円でも、黒字を続けられていれば前に進んでいます。
逆に、収入が多くても毎月赤字であれば、家計は不安定です。
まずは自分の家計で、毎月どれくらい黒字を作れるのかを確認することが大切だと思います。
我が家が貯金できるようになった理由
我が家が以前より貯金や投資にお金を回せるようになった理由は、節約だけではありません。
大きく分けると、理由は2つあります。
1つ目は、家計を見える化したことです。
我が家では家計簿アプリのZaimを使い、毎月の支出を確認しています。
何にお金を使っているのかが分かるだけで、自然と無駄遣いは減りました。
特に固定費の見直しは効果が大きいと感じています。
通信費、保険、サブスクなどは、一度見直すと効果が続きます。
家計管理の具体的な方法は、30代会社員の家計管理術|私が毎月15万円を投資に回せるようになった方法で詳しく書いています。
2つ目は、転職によって収入が増えたことです。
30歳の時に作ったライフプランでは、将来の年収を626万円程度と想定していました。
しかし転職を経験し、現在の年収は約950万円になっています。
これにより、貯金や投資に回せる金額は大きく変わりました。
節約は大切です。
しかし節約には限界があります。
収入を増やすことも、資産形成の大切な要素だと感じています。
転職で年収が上がって変わったことは、30代会社員が転職で年収アップして変わったこと|私が転職を自己投資だと思う理由で詳しく書いています。
貯金だけでは不安はなくならなかった
以前の私は、
「お金が増えれば安心できる」
と思っていました。
しかし実際には、貯金額だけが増えても不安は残っていました。
なぜなら、将来いくら必要なのか分かっていなかったからです。
教育費はいくら必要なのか。
住宅購入にはどれくらい必要なのか。
老後資金はどう準備するのか。
車の買い替えはいつ必要なのか。
こうしたことが見えていないと、貯金額が増えても
「本当に足りるのだろうか」
という不安は消えません。
ライフプランを作ってからは、将来必要になりそうなお金を整理できるようになりました。
もちろん計画通りに人生が進むとは限りません。
それでも、何も見えていない状態よりは安心できます。
貯金額だけを見るのではなく、将来の支出とセットで考えることが大切だと思っています。
貯金は人生を豊かにするための手段
最近、強く思うことがあります。
貯金は目的ではありません。
安心して暮らすための手段です。
住宅購入を考えること。
家族旅行に行くこと。
子どもの教育を応援すること。
好きな仕事に挑戦すること。
副業を続けること。
健康のためにお金を使うこと。
こうした人生を実現するために、お金があります。
だから私は、
「いくら貯金できたか」
だけでなく、
「そのお金でどんな人生を送りたいか」
を考えるようになりました。
資産形成は、お金を増やすこと自体が目的ではないと思っています。
この考え方は、資産形成は人生を豊かにする手段|お金を増やすことが目的ではないと感じた理由でも詳しく書いています。
まとめ
30代会社員の私が考える毎月の貯金について、大切だと思っていることは次の7つです。
- 手取りの何%より、まず毎月黒字を目指す
- 何のために貯金するのか目的を決める
- 貯金と投資を分けて考える
- 生活防衛資金を優先する
- 家計を見える化する
- 節約だけでなく収入アップも考える
- 貯金は人生を豊かにするための手段だと考える
私自身も、最初から現在のような資産形成ができていたわけではありません。
月2万円の積立投資から始まり、ライフプランを作り、家計管理を続け、転職を経験し、少しずつ積み上げてきました。
もし、
「毎月いくら貯金すればいいのだろう」
と悩んでいるなら、まずは金額を決める前に、
「何のために貯金するのか」
を考えてみることをおすすめします。
目的が明確になると、お金との向き合い方も少しずつ変わっていくはずです。
毎月の貯金額に正解はありません。
大切なのは、自分たちの家計に合ったペースで、将来の安心を少しずつ積み上げていくことだと思っています。


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