30代になると、
- 住宅購入
- 子どもの教育費
- 車の買い替え
- 老後資金
など、お金について考える機会が増えてきます。
私自身も結婚し、子どもが生まれたことで、
「一体いくら貯金があれば安心なのだろう?」
と考えるようになりました。
ネットで調べると、
- 30代の平均貯金額
- 30代の中央値
- 30代は○○万円必要
といった情報がたくさん出てきます。
しかし、調べるほど疑問が増えました。
なぜなら、
家族構成
住んでいる地域
住宅購入の有無
車の台数
によって必要なお金は大きく変わるからです。
そこで私はFP3級の本を読み、YouTubeで学びながら、自分なりにライフプランを作成しました。
この記事では、私が「30代会社員に必要な貯金額」についてどのように考えているのかを紹介します。
30代の平均貯蓄額はいくら?
実際に調べてみると、30代の貯蓄額にはかなり大きな差があることが分かります。
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」をもとにしたデータによると、30代単身世帯の金融資産保有額は平均594万円、中央値100万円となっています。
また、30代の二人以上世帯では平均601万円、中央値150万円という結果もあります。
ここで注目したいのは、平均値と中央値の差です。
例えば、30代単身世帯では平均594万円に対して中央値は100万円しかありません。これは一部の資産を多く保有している人が平均値を押し上げているためです。
そのため、
「平均より少ないからダメ」
「平均以上あるから安心」
とは言えません。
そのため、平均貯金額だけを見て安心したり不安になったりする必要はありません。
私が最初に行ったことは家計とライフプランの見える化
私が最初に行ったのは投資ではありません。
家計の把握です。
毎月、
- 収入
- 支出
- 貯金額
を記録しました。
家計簿アプリのZaimを利用し、
何にどれだけ使っているのかを確認しました。
これを続けることで、
毎月いくら貯金できるのか
どれくらい投資に回せるのか
が見えるようになりました。
家計を把握した後、
FP3級の本を一通り読みました。
資格取得が目的ではありません。
お金の知識を身につけるためです。
さらにYouTubeのFP講座も活用しました。
学んだ内容をもとに、
将来必要になりそうなお金を書き出しました。
例えば、
- 住宅購入
- 教育費
- 車の買い替え
- 老後資金
などです。
その後、簡単なライフプラン表を作成しました。

実際にライフプラン表を作ってみた
30歳のとき、私は将来のお金に漠然とした不安を感じていました。
結婚し、子どもも生まれ、
住宅購入も視野に入ってきたからです。
そこでFP3級の学習をしながら、自分なりのライフプラン表を作成しました。
当時想定していた主なイベントは次の通りです。
- 住宅購入
- 車の買い替え
- 子どもの教育費
- 老後資金の準備
ライフプラン表を作る前は、
「何となく不安」
という状態でした。
しかし作成後は、
「いつ、何に、どれくらいのお金が必要か」
が見えるようになりました。
30歳当時の我が家の家計状況
ライフプランを作るために、まず現在の家計状況を整理しました。
当時は世帯年収710万円、年間支出約484万円でした。
その結果、年間で約226万円を貯蓄や投資に回せることが分かりました。
まず現状を把握したことで、将来の住宅購入や教育費のシミュレーションができるようになりました。
| 項目 | 年間金額 |
|---|---|
| 世帯年収 | 710万円 |
| 年間支出 | 484万円 |
| 年間貯蓄額 | 226万円 |
| 貯蓄率 | 約32% |
※30歳当時にライフプラン作成時点で集計した数値
年間支出の内訳
| 項目 | 年間支出 | 割合 |
|---|---|---|
| 基本生活費 | 139万円 | 29% |
| 住居関連費 | 120万円 | 25% |
| 車関連費 | 33万円 | 7% |
| 教育費 | 17万円 | 4% |
| その他支出 | 114万円 | 24% |
| 一時的な支出 | 60万円 | 11% |
| 合計 | 484万円 | 100% |
ライフイベント表
| 年齢 | イベント |
|---|---|
| 30歳 | ライフプラン作成 |
| 33歳 | 住宅購入検討 |
| 35歳 | 車買い替え |
| 40歳 | 教育費増加 |
| 45歳 | 車買い替え |
| 48歳 | 大学進学想定 |
| 50歳 | 資産状況確認 |
ライフプラン作成時の資産推移
| 年齢 | 想定資産額 |
|---|---|
| 30歳 | 840万円 |
| 35歳 | 2,000万円 |
| 40歳 | 3,000万円 |
| 45歳 | 4,400万円 |
| 50歳 | 5,645万円 |
※30歳時点で作成したシミュレーション
30歳で作成したライフプランによる資産推移
住宅購入や教育費を考慮した資産推移シミュレーション

このライフプランは30歳当時に作成したものです。
住宅購入や教育費、車の買い替えなど、将来発生しそうな大きな支出を想定してシミュレーションしました。
もちろん実際の人生は計画通りには進きません。
実際、当時想定していた年収と現在の年収は大きく異なっています。
それでもライフプランを作ったことで、
・いつお金が必要になるのか
・どれくらい貯蓄や投資が必要なのか
を把握できるようになりました。
私にとってライフプラン表は、未来を当てるためではなく、行動するための地図のような存在でした。
我が家で考えた将来の支出
住宅購入
現在、住宅購入を検討しています。
ただし無理なローンは組みたくありません。
そのため、
頭金 / 毎月の返済額 / 固定資産税 / 修繕費
まで含めて考えています。
車の買い替え
私の住んでいる地域は車が必須です。
我が家では2台所有しています。
ここで問題になるのが、
住宅購入と車の買い替えが重なることです。
そのため、
車の買い替え時期と住宅購入時期
をずらすように考えています。
また、普段からメンテナンスを行い、
少しでも長く乗れるよう意識しています。
子どもの教育費
教育費も大きな支出です。
私の場合、ネットでざっくり金額を見積もりました。
もちろん実際には変わると思います。
しかし、
何も考えない状態
と
大まかでも想定している状態
では大きな差があります。
NISAのお金は使わない前提で考えている
現在、私は新NISAで積立投資を行っています。
ただし、
住宅購入費
教育費
車の購入費
には使わない前提で計画しています。
なぜなら、
投資資産を生活費として考え始めると、
相場が下落したときに困るからです。
そのため、
生活に必要なお金は現金で確保する。
投資は老後資金として育てる。
という考えで管理しています。
20年先までシミュレーションした結果
シミュレーションの結果、住宅購入や教育費、車の買い替えを考慮しても、50歳時点で約5,600万円の資産を保有できる見込みとなりました。
もちろん実際の収入や支出は変化します。
しかし、
・今の家計で無理なく生活できること
・積立投資を継続できること
・大きなライフイベントにも対応できそうなこと
を確認できたのは大きな収穫でした。
私はこの結果を見て、
「将来に向けて今の方向性で進んでも大丈夫そうだ」
と感じることができました。
ライフプランを作って見えた課題
ライフプランを作る前の私は、
「将来のお金が何となく不安」
という状態でした。
しかし、実際に数字にしてみると、
住宅購入
教育費
車の買い替え
老後資金
など、多くのお金が必要になることが分かりました。
もちろん当時のシミュレーションでは大きな問題はありませんでした。
しかし私は一つの課題に気付きました。
それは、
「収入が増えた方が将来の選択肢は広がる」
ということです。
住宅の予算も増やせる。
教育費の不安も減らせる。
投資に回せる金額も増やせる。
そこで私は家計管理や資産形成だけでなく、収入を増やす方法についても考えるようになりました。
その結果として取り組んだのが転職活動です。
30歳で作ったライフプランを33歳の今振り返る
| 項目 | 30歳当時の想定 | 33歳現在 |
|---|---|---|
| 年収 | 626万円 | 950万円 |
| 年間投資額 | 120万円 | 180万円 |
| 住宅購入 | 未購入 | 検討中 |
| 資産形成 | NISA開始 | 継続中 |
30歳のときに作成したライフプラン表では、私の年収は将来的に626万円程度になると想定していました。
しかし実際には、その後転職を経験し、現在の年収は950万円になっています。
そのため、当時作成したライフプラン表の数字は実際とは大きく異なっています。
では、ライフプラン表は意味がなかったのかというと、私はそうは思いません。
むしろ、ライフプランを作ったことに大きな価値がありました。
当時の私は、将来のお金に対して漠然とした不安を感じていました。
住宅購入、子どもの教育費、車の買い替え、老後資金。
将来お金が必要になることは分かっていても、具体的にどれくらい必要なのかは把握できていませんでした。
しかし、ライフプラン表を作り数字にしてみると、自分が将来どのようなお金の使い方をしたいのか、そのためにはどれくらいの収入や資産が必要なのかが見えるようになりました。
その結果、
「今のままでも生活はできるが、収入が増えれば人生の選択肢はもっと広がる」
と考えるようになりました。
住宅購入の予算を増やせるかもしれない。
教育費への不安も小さくなるかもしれない。
投資に回せる金額も増やせるかもしれない。
そう考えたことが、私が転職活動を始めるきっかけの一つになりました。
ライフプラン表は未来を正確に予測するためのものではありません。
実際、私の人生も想定通りには進んでいません。
しかし、ライフプランを作ったことで将来の課題が明確になり、資産形成やキャリア形成について真剣に考えるようになりました。
今振り返ると、ライフプラン表は未来を当てるための表ではなく、自分が次に何をするべきかを考えるための地図だったと思っています。

私が考える30代会社員の目安
私自身の経験から言うと、30代で目指したいのは「○○万円の貯金」ではなく、年間でいくら貯蓄できるかだと思っています。
私の場合、30歳当時は年間約226万円を貯蓄や投資に回していました。
もちろん全ての家庭で同じ金額を目指す必要はありません。
しかし、
・毎月黒字であること
・将来の大きな支出を把握していること
・継続して貯蓄や投資ができること
この3つができていれば、30代の資産形成としては十分良い状態だと考えています。
まとめ
私が考える30代会社員に必要な貯蓄額は、「〇〇万円」という数字ではありません。
大切なのは、
・現在の家計を把握すること
・将来の支出を予測すること
・そのために必要な行動を考えること
です。
私の場合、ライフプラン表を作ったことで将来必要なお金が見えるようになりました。
そして資産形成だけでなく、収入を増やす必要性にも気付きました。
結果として転職活動を行い、年収は当時の想定を大きく上回るようになりました。
ライフプランは未来を当てるためのものではありません。
今後の行動を決めるための地図です。
もし将来のお金に不安を感じているなら、まずは平均貯蓄額を調べるより、自分だけのライフプランを作ることから始めてみてはいかがでしょうか。



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