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30代会社員の資産形成ロードマップ|月2万円から始めた私の実践順序

資産形成ロードマップ|お金の柱|Project Noe お金の柱

資産形成を始めようとすると、新NISA、貯金、保険、住宅購入など、考えることが一度に増えます。情報を集めるほど、「何から始めればよいのか」が分からなくなることもあります。

私も最初から計画を持っていたわけではありません。27歳頃に月2万円の積立から始め、30歳でライフプランを作り、家計や働き方を見直しながら現在の形へ進みました。

先に結論

30代の資産形成は、商品選びからではなく、①家計把握、②生活防衛資金、③無理のない積立、④収入と働き方、⑤住宅・教育・老後の一体管理、⑥定期見直しの順で考えると整理しやすくなります。積立額より先に、生活が変わっても続けられる順番を決めることが大切です。

私が進めてきた27歳から33歳までの流れ

年齢・時期 実施したこと その時に分かったこと
27歳頃 月2万円で積立開始 少額でも値動きを経験すると、投資への不安を具体化できる
30歳 ライフプランを作成 住宅・教育・老後を別々に考えると家計全体が見えない
30歳以降 転職を検討・実行 支出の削減だけでなく、収入と働き方も資産形成に影響する
新NISA開始後 積立額を段階的に増額 家計の余力に合わせて変更すればよい
33歳現在 月15万円を積み立て、住宅購入を検討 現在の積立額を固定せず、住宅費と教育費を含めて再計算する

現在だけを見ると月15万円を積み立てていますが、最初から同じ金額を出せたわけではありません。月2万円で始めた期間、家計を記録した期間、働き方を見直した期間がありました。

そのため、このロードマップは「月15万円を目指す手順」ではありません。今の家計で無理のない金額を見つけ、生活の変化に合わせて修正するための順序です。

第1段階|毎月の家計を把握する

投資額を先に決めると、生活費が足りなくなったときに積立を止めたり、預金を取り崩したりしやすくなります。まず確認するのは、毎月いくら入って、何に使い、どのくらい残るかです。

私は家計簿アプリのZaimを使っています。細かい支出を責めるためではなく、固定費、生活費、臨時支出、積立額の全体を見えるようにするためです。

最初に見る4つの数字

  1. 手取り収入
  2. 毎月の生活費と固定費
  3. 年に数回発生する支出
  4. 現金と投資の残高

毎月の家計だけを見ると黒字でも、税金、保険、車、旅行、家電などの支出が年単位で発生します。年間支出を12で割って毎月分へ含めると、積立へ回せる金額を過大に見積もりにくくなります。

この段階のゴール

節約項目を増やすことではなく、「何も起きない月」と「臨時支出がある月」を含めて、年間でいくら残るかを把握することです。

第2段階|生活防衛資金を現金で確保する

投資には価格変動があります。収入が減った時期と相場の下落が重なると、生活費のために資産を売る必要が出るかもしれません。そのため、長期投資とすぐ使える現金は役割を分けます。

生活防衛資金の必要額は一律ではありません。会社員か自営業か、共働きか、子どもがいるか、毎月の固定費はいくらかによって変わります。

私の家の場合

生活費は月30万円程度です。生活費6か月分なら180万円ですが、妻と子どもがいること、車や住宅購入を考えていることを踏まえ、生活防衛資金は300万円を目標にしました。300万円は他の家庭への推奨額ではありません。

現金を持つと投資へ回す額は減ります。それでも、生活防衛資金には、相場が下がったときに慌てて売らないための役割があります。利回りだけでなく、家計を継続するための余白として考えています。

第3段階|新NISAを無理のない金額から続ける

家計と現金の土台を確認した後で、長期で使わないお金を積立へ回します。金融庁は、投資には元本割れのおそれがある一方、長期・積立・分散でリスクと付き合う考え方を案内しています。

私が始めた27歳頃の積立額は月2万円でした。少額でも、自分のお金が増減する経験をすると、値下がりしたときにどの程度不安を感じるかが分かります。

その後、家計管理や収入の変化に合わせて積立額を見直し、現在は新NISAで月15万円を積み立てています。ただし、この金額を今後も固定するとは考えていません。住宅や教育費が増える時期には、10万円や5万円へ減らす選択も含めて試算します。

増額前に確認すること

  • 生活防衛資金を崩していないか
  • 数年以内に使う住宅・教育資金を投資へ回していないか
  • 相場が下がっても生活に必要なお金を確保できるか
  • 積立後も今の暮らしに必要な余白が残るか

第4段階|支出だけでなく収入と働き方を見直す

家計改善というと、食費や趣味を削ることに意識が向きがちです。しかし、固定費を見直しても限界があります。長期の資産形成では、収入、働く時間、仕事を続けられるかも重要な条件です。

私が30歳でライフプランを作った時点では、将来年収を626万円程度と想定していました。その後、転職を経て現在の年収は約950万円です。この差は、積立額を増やす余地だけでなく、住宅や教育費の選択肢にも影響しました。

ただし、転職すれば必ず年収が上がるわけではありません。収入、通勤時間、残業、家族との時間、仕事の継続性を合わせて判断する必要があります。私の結果を一般化せず、「支出だけで計画が合わない場合は、働き方も検討項目に入れる」という位置づけです。

第5段階|住宅・教育・老後を一つの表へ置く

住宅、教育、老後を別々に計算すると、それぞれは成立しているように見えても、同じ年に支出が重なったときの現金不足を見落とします。

私の家では、住宅価格5,000万円前後、頭金1,000万円を検討上の目安にしています。しかし、住宅ローンだけで判断せず、生活防衛資金、教育費、車、新NISA、老後まで同じライフプランへ置きます。

住宅には物件価格以外の取得費用があり、購入後も税金、保険、修繕、設備交換などが発生します。頭金を支払った直後の現金残高と、その後の年間収支を確認することが必要です。

一つの表で確認する項目

  • 住宅購入年と頭金・諸費用
  • 住宅ローンと購入後の継続費用
  • 教育費が増える時期
  • 車や家電などの更新
  • 現金残高と積立額
  • 働き方・収入が変わる可能性
  • 退職後の生活費と年金見込額

第6段階|年に一度、計画と実績を比べる

ライフプランは未来を当てる予言ではありません。計画と実績の差を見つけ、次の一年の行動を調整するための地図です。

収入が増えたときも、すべてを積立へ回すのではなく、住宅、教育、現金、今の暮らしへどう配分するかを決め直します。反対に、支出が増えたり収入が減ったりした場合は、積立額や購入時期を変更します。

私の家では、銀行預金、新NISA、生活防衛資金、住宅計画、教育費、今後の大きな支出を年に一度並べます。大きな生活変化があった場合は、年一回を待たずに更新します。

今から始めるなら

  1. 直近3か月の収入と支出を確認する
  2. 生活防衛資金の目標を家族で決める
  3. 無理のない積立額を一つ決める
  4. 住宅・教育・老後を年表へ置く
  5. 次に見直す日を決める

結論|大切なのは現在の金額より、順番を持つこと

私の資産形成は月2万円から始まりました。現在の月15万円だけを見ると、自分には再現できないと感じる方もいるかもしれません。しかし、その間には、家計の把握、生活防衛資金、ライフプラン、転職、住宅検討という段階があります。

最初からすべてを整える必要はありません。今の家計を確認し、次に整える項目を一つ決めます。生活が変われば、積立額や住宅時期を調整します。この繰り返しが、私にとっての資産形成ロードマップです。

6段階を自分の数字に置き換える

現在の収入・支出・現金・積立額に住宅と教育の予定を加え、30年間の家計推移を確認できます。

30年分の収支を見る

試算は将来の結果を保証するものではありません。条件を変えて比較するためにご利用ください。

参考資料

  • 金融庁「資産形成の基本」https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/invest/
  • 国土交通省「住まいにはどんな費用がかかる?」https://www.mlit.go.jp/sumai_literacy_pf/knowledge02/0005/

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